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令和2年11月 御嶽山お礼参り

11月3日の文化の日に、波切不動寺の住職と数名の行者で、お礼参りに木曽の御嶽山へ赴きました。

冷たい雨と霧のかすむあいにくの天候でしたが、一行が御嶽山7合目「田の原」に到着する頃には青空に好転、目の前に雄大な御嶽山のお姿が現れました。

雪を頂いた御嶽山は白く、神々しく輝き、ご神気がとても気持ち良く、素晴らしい眺めでした。
一行は、御嶽大神さまから澄んだ空気と、大自然からパワーをいただいて、帰路につきました。

波切不動寺は山伏修験道のお寺です。
御嶽山は山岳修験の行者にとっては信仰の山として、古くから崇められてきました。

江戸時代に覚明行者、普寛行者、2人の僧によって各地に講が開かれ、御嶽山詣が普及しました。

覚明行者さんは、伝えられるところによると、天台宗の寺院で修行の後、各地で布教し民を助けるなど偉大な功績を残し、菩薩の称号を授けられています。

住職の法話にたびたび登場する普寛行者さんは、天台と真言、両密教を修行し、さらに神道を三峰神社で習得した方です。

この2人によって木曽の御嶽山は庶民に親しまれるようになりました。

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